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地域猫とは・・・

仕事とは全く関係のない話・・・

「かわいそうだから・・」と野良猫に餌をあげる行為は「道徳的」には正しいのかもしれない。けれど、人間優先社会の中でその行為が本当の意味での「猫の救世主」になっているのかよく考えて欲しいです。餌をあげたその猫が10匹の子猫を生む、そのうちの1匹がよその庭に入り込み糞尿をする。また他の1匹はまた違う家のご主人入魂の盆栽を掘り起こしてしまう。そのまた他の1匹がそのまた隣のご主人の愛車の屋根でごろ寝する。またまた他の1匹がそのまた向かいの家の網戸に爪を立て穴だらけにしてしまう。そして夜な夜な威嚇と求愛のカンツォーネで町内全員の安眠を妨害・・「息子が受験に失敗したのは猫の鳴き声で勉強に集中できなかったからだ!」と親父は激高する・・結果、猫たちは近所の嫌われ者になり苦情通報を受けた保健所に連れて行かれて殺処分・・もしくは誰かが撒いたホウ酸団子入りの餌を食べて苦しんだ挙句に死ぬ・・・

 
「かわいそうだから餌をやる・・」猫の一生に責任が持てないのであれば、そんな中途半端なことは「猫のためにも」やめておいたほうが良いと私は思います。
 
約2年前・・野良猫に餌をばら撒いている若者に上記のことを問うたことがあります。
 
「そんなこと言ったって、猫を捨ててしまう人間が悪いんでしょうよ!猫に罪はないじゃないですか!」
 
もちろん、野良猫に罪はないのだけれど・・・例えば、猫アレルギー喘息の幼い子・・その子がこの近所で生活していて、それを今日あなたは知ってしまった・・・それでもあなたは餌を与え続けますか?と問うと・・・
 
「関係ないですね。こうなったのは人間のせい。猫は悪くないです!全て勝手なのは人間ですよ!原発にしても人間の身勝手でしょう!・・」
 
と続いたのでこのバカ(こいつが1番勝手w)とお話しするのはそこまでにしておきましたが・・ この若者がなんども言った「猫は悪くない」はその通りですなんですよね。そんな出来事があって、少しこの「猫問題」について調べ、考え・・悩むようになりました。人それぞれ考え方が違うのと同じで、自治体によっての方針、条例もまちまちで、【野良猫に餌をやってはいけない】条例がある地域もあれば 【野良猫問題に補助金を出す】自治体もありました。ただ、言えるのは、餌やり賛成派も反対派も「殺処分」は嫌・・・
 
「餌をやらないで餓死させるのは殺処分と一緒だ!」
 
と主張する人もいるわけですが、「1匹の猫に餌を与える」その行為も最初に書いたように、結果的に「11匹の猫を殺す」ことにはならないだろうか・・・と私は思うわけです。
 

いろいろな情報を見て、出した私なりの結論は「地域猫」でした。

去勢をして一代限りの個体にしてしまう。その印として耳を桜の花びら型にカットする。耳をカットしている猫は「子供を産むことはない。」これであれば、餌を与えても猫が増えすぎて困ることはないだろうと・・・

そんな折、うちの裏庭に舞い込んできた瀕死のキジ猫・・・・

 

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ガリガリのヨタヨタ・・・ほっとけば死んでしまうこと必至・・・

飢え切った上に目がよく見えていないようでと放っておけば必ず死ぬ・・・ほっとけばよかったのですが、あのリベラル左派風餌やり男とコンタクトしてしまった影響で、「この子を人間社会に順応させつつ助けたい・・」という出来心・・・かなり考えましたが・・餌をあげました。そして、なれて触らせてくれるようにり、いつの間にかこの猫と一緒に行動するようになっていたサビチビ猫もまとめて地域猫にしました。(下世話な話ですが、去勢費用は自腹です。自治体の援助は一切なし・・・結構な額です・・)

 

去勢済みの印。ちなみにメスは左耳を、オスは右耳をカットする。

 

自己満足の偽善かもしれません。ある意味身勝手な考えで無責任かもしれない。けれど、あのまま死ぬよりは良かったろうと・・・1年経過した今は思えるのです。桜カットの耳を証明書代わりにいろいろな方から餌をもらってるようで、丸く太りましたし、こいつらにしてみれば結構楽しい猫人生だろうと思います。


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この話はまだ続きがあり・・・
ある雨の日・・玄関先にまたしても瀕死の猫が・・・

次回更新へ続く・・・・